不妊の原因について

目次

不妊の原因には以下のものが考えられます。
合計しても100%にならないのは原因が重複しているためです。

卵管因子(30%)

卵管因子は女性側で一番多い原因となっています。
卵管の機能が障害される原因として以下のものがあります。

男性因子(30%)

近年増加しており約3割を占めています。もう少し多く4割以上という報告もあります。精子の濃度が低い場合や、精子の運動率が悪い場合には当然不妊の原因になります。また男性不妊症の約1~2割は無精子症です。このような精液の異常の他に最近ではEDや射精障害も増加しており、新たな男性不妊の原因となっています。

着床因子(5%)

頻度は5%程度です。治療には手術を要するケースが多く見られます。

免疫因子(3%)

頻度は3%程度とそれほど多くはありません。抗精子抗体が原因となります。

原因不明(20%)

原因不明不妊も約2割を占めております。